水しぶきとともに飛び出して
あわせると同時に一気に走りだした。
竿はくんくんとしなり、振動が気持ちいい。
それほど大きくはないのだがとにかく走る。
それにあわせてあたふたと下流へと移動する。
浅瀬によせるとばしゃばしゃと跳ねて、なかなかネットに入らない。
とにかく元気がいい。
ようやくとすくい上げると、美しいヤマメだった。
幅広の体にパーマークが鮮やかだ。
ヤマメと会うのは久しぶりだ。
その美しさにしばし見とれ、あらためて恋をする。
あ~。あのヤマメの川にも行きたくなってきた。
イワナもやはり顔をだす。こちらはちょっとかわいい。
目がきょとんとしてチビッコイワナらしい。
ミツバチは大忙し。おしりには花粉がたっぷりと。
いろいろと用事があるようです。
くもり空の下、やさしく色づく紫陽花。
淡いながらもそのブルーの存在は明確だ。