鶴岡にて
男二人だけを残し一緒に来た女の子達は先に帰っていった。
これで思いっきり遊ぶことができる。女の子は嫌いではないが(むしろ好きなほうだ)
やはり外でおもいきり遊ぶのであれば男だけのほうがいい。
下心のない純真な少年にもどり夕日に浮かぶ。
ロマンは男のものだ。何度でもいう。ロマンは男のものだ。
近頃はアウトドア女子などという言葉も聞くが根本的に違うのだ。
夕日が沈むまでは一時間半以上もあった。
それを待つ間、遠くから一艘のカヌーがこちらに向かってきた。
私達もカヌーを近づけて話をした。たわいもない会話だが波間での出会いとなれば私たちだけの言葉となる。
その人は島を周りもと来たほうへ帰っていった。
太陽が水平線に消えるまで浮かび、なるべくゆっくりと漕いで浜にもどった。
カメラの設定を変えて別角度から。実際はもちろんこんなもんじゃないですよ。
表紙の写真
「なるべく音を立てないように静かに漕ぐ。その漕ぎ方を「夕日スタイル」とすることにした。」
カメラ RICOH GR DIGITAL